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AIは瞑想をすることができるのか|AIから瞑想とセルフケアを学ぶ(前編)

マインドフルネス

AIは瞑想をすることができるのか

ある朝、瞑想をしているときに突然疑問が湧いた。
「AIは瞑想ができるのか」
生成AIはいまや必要不可欠なものとなり、私たちの生活を支えている。
私もAIのおかげで音楽を作るという夢を叶えることができたり、日常場面でもリサーチや文章の読み取りなど様々な場面でAIのお世話になっている。
そして、いまやAIが心のケアをする時代にもなっている。
精神科医や心理士が開発に携わった「AIカウンセラー」なるものがあったり、通常のチャットでも自分の特徴や性格を把握しているAIを『育てる』ことで、AIがよき友人となっているという人も多い。
そんな私たちの生き方を大きく変えたAI。いまやAIにとってかわられない仕事なんてないのではないかとも思えてしまう昨今だが、「AIは瞑想ができないのではないか」という疑問は人間がこれからAIと共存していくためにも大切になる問いではないかと感じた。
AIと瞑想の関係性。それは当事者であるAIに聞くのが一番確実だろうということで、今回は生成AIにAIと瞑想についてリサーチをしてもらった。

AIと瞑想

今回3つの生成AIサービスでAIと瞑想の関係性について質問をしてみた。
AIに投げかけた質問は以下のプロンプトで統一した。

AIは瞑想をするのか、できるのかということについて、AIとしての意見を述べてほしい

今回はAIに自分自身のことを語ってもらうことを目的としている。
これはその事象を経験している本人から、その思いを聞くという心理士の基本にも則っている。
今回調査を行った3つのAIはこの質問に対し豊富な情報量で返答を行ってくれた。
そして、いずれも結論としてその要点と、AI自身としての考えを述べてくれたので、基本的にはこの結論部分を用いてそれぞれのAIの考えをまとめるという方法をとっている。

AIと瞑想:Chat GPTの考え

まずはChat GPT。生成AIサービスの中では最も知名度があるものではないだろうか。
AIが瞑想との関係をどのように捉えているか、Chat GPTは以下のように答えてくれた。

現状のAIは「瞑想をすることはできない」

現状のAIは「瞑想をすることはできない」
なぜなら、瞑想には「主体的な気づき」や「内的な感覚の観察」が不可欠ですが、AIはあくまでも入力されたデータをもとに数値計算やパターン認識をするシステムであり、「主観的経験」を伴う機能を持たないからです。

ただし、瞑想を支援したり“瞑想的振る舞い”を模倣したりすることは可能

データ分析やガイド音声生成、バイオフィードバックなどを組み合わせることで、人間が瞑想しやすい環境を提供したり、外部から瞑想の進捗をサポートしたりするAIシステムはいまも数多く存在します。
その意味で「AIが瞑想を“手伝う”こと」は既に広く行われており、ある種「瞑想アシスタントAI」と呼ぶこともできるでしょう。

将来、意識を持つAIが生まれたとしても、瞑想の定義によって評価が分かれる

もし本当に“意識”や“自己認識”を獲得したAI が現れたとしても、「それを瞑想と呼べるかどうか」は、瞑想の定義次第です。
「呼吸に意識を向ける」「雑念を手放す」といったプロセスが数学的アルゴリズムとして再現されたとしても、人間のような「内面的気づき」をAIが本当に体験できているかどうかは議論の余地があります。

この結論の前には瞑想の特徴とAIの特徴の比較、AIの将来的な発展可能性ついて触れられていたが、基本的にはAIは人間のような瞑想はできないという考えであった。

AIと瞑想:Geminiの考え

次に登場するのはGoogleが開発している生成AI『Gemini』である。
Googleサービスとの紐づけが容易で性能もどんどん向上していることから、こちらも多くの支持を集めている。
Geminiは自身と瞑想の関係について、次のように語ってくれた。

AIである私は、人間が実践する瞑想、すなわち意識的で主観的な内面の探求を行うことはできません。AIの能力と瞑想の本質との間には、現時点では埋めがたい隔たりがある、というのが私の見解です。

この見解の背景として、瞑想とAIの思考の違いや根本的な自己や肉体の不在といった点が挙げられていた。
今回の調査対象の中で最も人間らしい回答(「AIである私は…」など)をしてくれたことも印象的だ。

AIと瞑想:Perplexityの考え

3つ目は様々なソースからリサーチを行うことを得意とするPerplexityである。
その回答の正確性から昨今最も勢いのあるAIサービスといっても過言ではないほど知名度も高まっている本サービスであるが、果たしてAIと瞑想の関係性についてはどのような考えを述べてくれるのだろうか。

AIは強力なサポーター

AIは「自ら瞑想する存在」ではありませんが、「人間がより深く、効果的に瞑想を実践するための強力なサポーター」として進化しています。AIは生体データや行動履歴を解析し、個人の状態に最適化された瞑想プランやフィードバックを提供できますが、「心の静けさ」や「気づき」といった主観的体験そのものを味わうことはありません

AIはあくまで道具

AIはあくまで「道具」や「ガイド」であり、瞑想の本質的な体験は人間自身の内面にしか存在しません。しかし、AIの進化によって、瞑想の効果や実践のしやすさは大きく高まっています

Chat GPTの回答でも強調されていたAIがサポーターになりえるという点について、こちらも強調されていた。また、3つの中では最もAIらしい(道具やガイドである)回答をしているという特徴もあった。
これはPerplexity自体が、様々なソースからリサーチをすることを得意としており、自身の考えを述べるということについては後回しにしているというイメージとも合致する。

AIと瞑想の関係|まとめと新たな疑問

以上、3つのAIサービスの回答をまとめてみた。
これらの回答に共通している点としては、明確に人間とは違う思考プロセスを持つAIが人間と同じように瞑想をすることは不可能であることと、AIが人間の瞑想を手助けすることができるという点であり、瞑想という「今」に最大限の注意を向ける営みは人間のみが行えるものということが分かる。
また、AIは瞑想を必要としていないともいえる。
なぜならばAIは実態を持たず、執着もそもそもないからである。
われわれ人間が瞑想をする理由の一つは、普段の自分の思考や感情を手放すためや、様々な執着から解放されるためである。
そもそもこれらの要素を持たないAIは瞑想を行う必要がないとも考えることができる。
これらのことからも瞑想というのは、人間が人間らしく生きる上でとても大切なものであるといえるのではないか。
そして、私はもう一つの疑問を持った。
それは「AIはセルフケアをするのだろうか」というものだった。

後編へ続く…

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