ネコと都会の中の静寂:日本マインドフルネス学会第11回大会振り返り(番外編)

ネコ, 猫, 新芝運河沿緑地 マインドフルネス

この記事の要約

  • 筆者は、日本マインドフルネス学会第11回大会終了後、会場から品川駅まで歩くことにし、新芝運河沿緑地を通りました。
  • そこは日曜の夕方でも人通りが少なく、都会の喧騒を離れ静寂を感じられる場所でした。
  • ベンチに座って呼吸瞑想を行い、心を落ち着かせました。
  • 歩いていると白い物体を発見し、ゴミだと思ったが、近づいてみると猫でした。
  • 筆者は、白い物体をゴミだと認識した自分の思い込みに気づき、それが猫だとわかった時の嬉しさを感じました。
  • この経験を通して、心の動きに気づくこと、目の前の瞬間の感動を味わえることの大切さを再認識しました。
  • 筆者は、都会の中の静寂を感じられる場所が好きで、そのような場所は自然とマインドフルになれる場所だと感じています。
  • 新芝運河沿い緑地と猫との出会いは、筆者にとって学会終わりのプチ・リトリートとなりました。

日本マインドフルネス学会第11回大会は熱狂の中で幕を閉じた。
自分に沸き起こるインスピレーションを感じながら会場を後にした。

振り返り記事はこちら↓

新芝運河沿緑地

乗る予定だった新幹線まで、すこし時間に余裕があった。
地図を見ると会場の慶應大学三田キャンパスから品川駅まで歩けなくはなさそうな距離感。
ちょうどよい気温でもあったので、歩行瞑想もできるし歩いてみるかとナビに従い歩き出した。
ナビはやたらと細そうな道を推奨していた。実際見てみると「大丈夫?」とはじめ思ってしまうような道である。しかも人の気配も全くない。
「まあ時間には余裕はあるし」と思い、ナビの言うとおりにそこを通ってみることにした。
そこが、『新芝運河沿緑地』だった。

静寂とネコ

東京湾の埋め立て地にできた運河に沿って伸びる歩道。
日曜の夕方でも人はまばらで都心の喧騒は感じられない。
貴重なベンチもあり、一息腰かけた。
あたりは暗くなっている。建物の光、橋の明かりがきれいにあたりを照らす。
学会での学びを思い返しながら、ふと呼吸に意識を向けた。
心を落ち着かせ、また歩き出す。
遠くに白い物体を見つけた。綺麗な歩道の真ん中だ。かなり目立つ。
都会ではよく見かけるポイ捨てのゴミだろう。こんな綺麗な歩道の真ん中に置いていくなんて、と思い近づいてみるとそれは白いネコだった。
そのネコの近くには他にも数匹のネコ。そして、そのネコたちを眺めている人もいた。

自然とマインドフルになれる場所

遠くから白い物体を見たとき、それをゴミだと勝手に認識していた。
直前までベンチに座り呼吸瞑想をしていたにも関わらず、思い込みはやってくる。
それは人間である以上、仕方のないことである。
そして、近くで見てそれがネコだと分かった時、なんともいえない嬉しさが湧きおこった。
心のフィルターを通してゴミだと思っていたものが、実際には生きているネコだったのだ。
思わずカメラで撮りたくなる衝動が生じた。
これらはその時の正直な心の動きだ。
そうした心の動きに気づけることの大切さ、そして、目の前の瞬間の感動を味わえることは素晴らしいなと改めて実感したのだった。
都会の中で静寂を感じられる場所。私は昔からそういう場所が好きで、いくつかお気に入りのスポットを持っている。
今考えると、そういう場所は自然とマインドフルになれる場所のような気がする。
今回、たまたま出会った運河沿いやネコも私にとっては特別な時間を与えてくれた。
しばらく歩くと、次第に人が多くなってきた。
品川駅に到着した。
学会終わりのプチ・リトリートとなった。

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